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出会った瞬間あなたにひかれた。
六歳の歳の差なんて感じられないほど、あなたは純粋だった。
あの日からなんとなく私はあなたの家に居座るようになった。
今ではもう半分同棲状態…。
「…今日は学校に行くの?」
制服に着替える私に、彼が問う。
「行くよ。
単位足りなくなっちゃうし。
浩牙も会社行かなきゃ。」
「…やだ」
「何言ってんの。」
ぺたりと座りこんだままの彼を無理やり立たせる。
たまに出る彼のわがまま。
私の方がわがまま言える立場だと思うんだけど…。
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