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「…スーツ着てる浩牙が一番かっこよくて好きなんだけどなー」 ぴくり 彼の身体がゆれたかと思うと、すごい勢いでクローゼットに走っていってしまった。 …ほんとにもう。 スーツを着て戻ってきたところを引き止めて、ネクタイを直してあげる。 「…はい、かっこいいっ!!」 「ねぇ、ちゅーしてもいい?」 「…いいよ」 柔らかい唇が触れる。 彼のやさしいキスが好き。 愛してるって、言われてる気がするから…。 「いってらっしゃい」 「行ってきまぁーす」 さて、私も学校行かないと。 .
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