追い掛けて、追い掛けて。

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「はぁぁ…まったく…素直じゃないんだから」 わざとらしく大げさなため息をつく佳奈子 「だーかーらー!!!;」 「有菜…幼なじみだからって安心してると 他の女の子に取られちゃうよ?」 「なっ…別に伯斗なんかどうでもいいし!」 「あれ?私綾瀬君のことだなんて一言も言ってないんだけどなぁ♪」 「ぁ………かっ佳奈子のばかっ!!(焦)」 は…はめられた; 佳奈子めちゃくちゃ楽しそうだし… でも伯斗は本当にモテる 1日一回は告白されてるんじゃないかってくらい人気はすごいのだ それなのに伯斗は彼女をつくったことはない(らしい) 以前この学校一美人(だという噂)な女子に告白された時も さらっと断ったらしい ……勿体ないな ってか伯斗の分際で女の子振るとか許せないな 「……誰のこと考えてたのぉ?」 佳奈子は楽しそうにニヤニヤしながら聞いてくる 「べっ…別に「あ、そうそう」 私の言葉を遮って何かを思い出したかのように佳奈子は手をポンと叩いた
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