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「みゃーこ、何、ボサッとしてんの! 早くご飯作ってよ。優衣ちゃんもこっち座れば? なんか飲むでしょ?」
「……。あ、はい。いただきます」
優衣ちゃんは明らかにそれまで抱いていたキャリアウーマンなお姉ちゃんの様々なイメージを崩壊させて、少し戸惑っているように見える……。
イメージ所の騒ぎじゃないといいんだけどな……。
私は沢山の不安を抱えながらも、居間に二人を残して、台所へ入った。止めなくていいの? って思うよねえ。
でも、お姉ちゃんってお腹が減ると凄く機嫌が悪くなるの。だから被害を最小限にするためにも、私は手早く何かを作ってお姉ちゃんの胃袋に投入させなければならないんだ。
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