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お姉ちゃんは、きっ、と私の方を見た。
「いいじゃない。みゃーこのお友達でしょ? 相談くらい乗るわよ。みゃーこは早くご飯作って!」
私にとっては確実にありがた迷惑なんだけどなあ。もうこうなってしまった以上、神様だって悪魔だってお姉ちゃんを止めることはできない。
……。優衣ちゃん……。私と友達でいてくれるかなあ?
私はもうすっかり諦めモードに入り、スゴスゴと台所へもどる。十五分もあれば、ご飯が完成するはず。でもその十五分で話は終わってしまう気がする……。
刻んだネギを熱した中華鍋に放り込む。いい匂いがする。チャーシューやその他の具材を入れて、これからいよいよご飯を投入しようとする時だった。
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