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まだ、親の扶養者だった頃。
物心付いた頃から、同年代の子供は近くにいなくて、いつも側には沢山の動物。
犬にニワトリに鳩やインコ、兎。
家のすぐそばは海に山、田畑が広がる田舎の風景そのもの。
幼い時は動物が短命でも気にならなかった。
「自分達より早く死ぬ」 のが当たり前で。
年老いたウコッケイが「心臓病に効く」と言われ、血を飲む為に庭先で首を生きたまま撥ねられても、幼い自分はかわいそうとは思っても止められないし、それが日常。
ネズミや野良猫の子供が、海に投げ捨てられたり埋められたりするのも。嫌だと泣いても無駄な時代と土地柄だった・・・。
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