始めに

3/6
前へ
/45ページ
次へ
犬は番犬に飼われていて私にとっては大事な友達だった。 幼稚園や小学校時代はやっぱり近くに人間の友達がいなくて、帰ったら犬と遊んでる以外は絵を描いてるか、大人の顔色を伺いながら過ごしていた。 ウチの親は二歳下の弟を物凄く大切にした。 [本家の跡取り] だから。愛情は比べようが無く。 田舎育ちの私には多分それが当たり前に育った。 今も尚、親はそれに固執している。 だから私は無条件に愛情を表してくれた犬が好きだった。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加