【第1章】

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部屋の片隅、 入口から死角になっている場所に咲妃都の気配があった。 恐る恐る近寄る。 「あっ…」 無事な姿が見える。 張りつめていた神経の糸が一気に緩んだ。 「司…!!」 咲妃都が抱きついてくる。 体が小刻みに震えていた。
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