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呪物と定めた綾紐を手渡しながら、
「今日はコレを渡すために参りました。
貴方を守るための呪物です」
咲妃都は綾紐を手に取りながら、小首を傾げた。
「…私が日頃より身に着けていたモノです。
その辺にある数珠などより良いと思いまして」
咲妃都が納得した様な顔をして頷いた。
咲妃都が手にした綾紐で緩く髪を束ねた。
その後、2人で二条邸の周辺を散策した。
とても天気の良い日だった。
存外に咲妃都は明るくサバサバとしていて、行動的だった。
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