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俺は途中まで意気揚々と順調に歩いていたのだが………
「あれ?ここはどこ?私は誰?」
軽くボケをかましながら周りを見渡しても誰もいないのでしばらく迷った末、家に帰ってGoogle検索をすることにした
「くっ!!仕方ない。だがこれは決して逃げるのではない!!計略的撤退です!!」
学校があるであろう方向に(予想)そう告げて、来た道を振り返ると……同い年くらいの女の子が冷たい目でこちらを見ていた
くっ!そんな目で俺を見ないでくれ
手を顔の前にかざして、オーバーに身体で表現をすると女の子から発せられる空気さえも冷たいものとなって俺に突き刺さった
取りあえず空気を変えるんだ!頑張れ俺!
「何かご用かな?お嬢さん」
よしきた!俺、まさに紳士……って何ぃ!?さらに冷たい目を向けてくるだと!?
あれか?同い年くらいなのにお嬢さんと呼ばれて不愉快だったのか!?
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