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「今は学校優先よ!………まったく、ただでさえ遅刻しそうだと言うのに………」
そう言って学校のほうへと俺を引きずる
もう遅刻は確実だとか、なんで赤の他人である俺をこんなにも学校に行かせたがるのかだとかより、今はこの女の子の握力の数値が知りたかった
「………って、道わからないのに無闇に進むんじゃねぇ!」
「何とかなるでしょ!」
……その自信はどこから?
取りあえずこれだけは言いたい………
俺を巻き込むなー!!!
そんな思いも虚しく、俺は引っ張られたまま進んでいく
「……わかったわかった、逃げないからいい加減手を放してくれ」
……って、しまったー!!何故そんなことを言ったんだ俺のバカやろう!!
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