崩壊の中で

4/7
前へ
/46ページ
次へ
美少女「うわっ!!まだ生きてたの!?」 『フレイム』 第一声と共に火の塊が飛んできた ジュウゥゥと熱くなったモノに水をかける様な音が響く 焼ける様な痛みを我慢して俺は、 一体…何時になったら終わるかな? と考える。俺は、母の前では弱気かも知れない でも妹…『ナナ』や弟の前では、見栄を張って強気でいた 毎日の様に暴力が続く それが俺の毎日だと…ずっと思っていた ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その日の夜。 俺は、早く眠りに着いていた ただ眠たい…本能の様に眠っていた ガチャンと鉄格子の扉が開く 暗くなった部屋で、影が入ってきた 少年「…スゥ…スゥ」 影は俺を見つける ゆっくりと気づかれない様に俺に近寄ってきた そして、俺を抱き上げた瞬間…影の口元が吊り上がった
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1492人が本棚に入れています
本棚に追加