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少年「う……ん?」
俺は、目を覚ます
何時もの牢獄で目が覚める筈だった
だが、違った
目に見える風景は、全て真っ白…
最初は、何処か解らなかった
熱い…砂はサラサラ…
徐々に此処が砂漠だと解ってきた
何で…此処に居るんだろう…
ーわかってる癖に
…何を?
ー何故此処に居るか…をだよ
捨てられた…?
ーそうだよ…わかってるじゃん
自問自答を繰り返し此処に居る理由が徐々に解ってきた
少年「……捨て…られ…た…」
どこかで、捨てられないと思っていたのかも知れない
幼い俺には、捨てられた事が信じられなかった
ー信じられないでしょ?…僕は君だから解るよ
自問自答…いや此処まで来れば自問自答では、無く。新たな人格だろうか
皮肉にも…俺は笑った
泣き笑い…的確に言えば、それだ
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