一冊の本

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ある晴れた日、誰もが振り返るような美しい女性がいた。 その名前は… 「志邑さんっ///おはようございます!///」 「おはよう。」 「弥生様、おおおおはようございますっ///」 「…クスッ。ごきげんよう。」 薔薇のような美しい笑顔は男性は疎か、女性まで虜にしてしまう。 でも、それは彼女の表の顔。 裏の顔?…もうすぐわかりますよ。 「毎日いつも疲れる…朝から口角の筋肉フル回転だし!」 ほら。わかったでしょう? 誰もいない所になると本性が出るのです。 学園のマドンナ。それは本当。 でもね、勉強は出来ないし口だって良くない。普通の女の子なんです。 《マドンナ》 この肩書きさえあれば勉強なんか出来なくても許されてしまう。 そんな彼女を恨まないで下さいね? 剣道も柔道も大得意なので、喧嘩には勝てませんよ。
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