371人が本棚に入れています
本棚に追加
もうイジメられていない…
確かにイジメはなくなったけどそれでも学校中で僕に話かけるのは映美くらいだろう。
僕には友達なんかいない。
イジメはなくなっても僕にとって生きる事はやっぱり苦痛でしかなかった。
「ねぇ颯天」
「何?」
若干、不機嫌な口調で答えた僕に構わず映美は言葉を続ける。
「アンタ、イジメられて悔しくなかったの?」
「別に…」
「ふぅーん。アタシだったらその場で仕返しするけどなぁ」
最初のコメントを投稿しよう!