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俺(五十嵐 祐介 イガラシ ユウスケ)は今年高校に入学し一ヶ月が経過した
今だアニキとは逢えず母親と父親と俺の三人で暮らしている
母親は週に一度、アニキの様子を見に行くがいつも言うのは「元気だったわよ」だ
そして明日ついにアニキが帰って来る
こんなに嬉しい話しはない!
言っておくが俺はホモじゃない…
ブラコンでも無い
ただアニキのような優等生になりたいだけだった
次の日…
「母さんおはよう!」
俺は階段を駆け足で降り、リビングのテーブルの椅子に着く
台所には若々しい女性が料理をしている
言うまでもないがこの女性は母さんだ
見た目は二十代後半だが実際はアラフォーと言われる達の仲間である
ちなみに父親はふつーのオッサンだ…
母さん「あら?はやいわね…」
母さんはニッコリ笑い俺を見る
俺はパンをトースタに入れ、冷蔵庫を漁る
「アニキに逢えるって思ったら目が覚めちゃってさ…」
多分俺はニヤニヤしていたと思う
すると母親はクスクス笑う
母さん「うふふ…愁夜もあなたに逢いたがってたわ…本当、仲のいい兄弟ね…」
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