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「はいはい、わかりましたよ。俺なりにガンバってみますよ」
「よし、それじゃあ授業を始めるぞ」
そうして授業が始まった。 魔法の授業は、その人の実力によって内容が変わっていく。
グレイの授業内容は、魔法で円形の的をい抜くと言う、初歩中の初歩の内容だった。
「こんなもん魔力0の俺に出来るわけねぇだろ」
そう言って、グレイは木に寄りかかってサボっていた。
「それにしても、俺の他人に物か,そんなもんあったか?」
さっきベルクに言われた事を、グレイはしんけんに考えていた。
「まぁ、力がなくても今まで何とかなったし、まっいっか」
が、それも長くはもたなかった。
「こら、何サボってんのよ」
そう言ってリリィが近づいてきた。
「あ~リリィちょうどいいとこに来たな、俺の他人に負けない物って何だと思うよ」
リリィが来たので、グレイは今も考えているかのように聞いた。
「アンタの他人に負けない物? そうね~、 図々しさじゃない? ベルク先生にあんな態度とれんのアンタぐらいだし」
リリィは笑顔でそう言った。
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