心音ちゃん

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待合室で待つ間、香はずっと側に居てくれた。 今にも涙が溢れそうだったが、どんどん近づく手術の時間‥だんだん怖くなってきた。 「香‥怖いよ‥」 香は、大丈夫大丈夫って、手を繋いでいてくれた。 そして、ついに名前を呼ばれた。
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