6954人が本棚に入れています
本棚に追加
「あいつは松井瀧(ﾏﾂｲﾀｷ)。学年１の可愛い外見でスタイルも抜群。確かお嬢様学校から推薦がきてたはずだが……何を思ったのか、この学校に入学したらしいな」
やたらその娘に詳しいことは無視していいの？
それに僕と同じように学園に入学していたかもしれないんだ…
「えっと……なんでその娘のこと、詳しいのさ？推薦の話とか……」
「ふふん。バカめ。俺の情報網をなめるなよ？」
なめるなよ？と言われても……
どうツッコめばいいか……松井さんのプライバシーもあったもんじゃない……
「学年１の可愛いさなら河本の好みじゃないの？声をかければいいじゃないか」
「それだ。声をかけようにもかけ難い。そんな奴だってことなんだよ」
「……？」
何を言いたいかわからないんだけど……
「分かりやすく言うと、性格が合わない。いや、性格が悪いと言ったほうがいいか」
性格が……合わないくらい、悪い……
確かにそんな娘と付き合うのはよくないと思うけど、僕自身はその娘、松井さんをよく知らない。
河本が言うくらいだから、かなり性格に歪みがある娘なんだろうけど。
最後に「可愛いさだけは一級品なんだけどなぁ」と呟いた。
河本の情報源には怪しい感じのものがあるけど、松井さんという女の子は学年１の可愛いさを誇りながらも、かなりの性格の悪さになっているらしい。
信用仕切ってはいないけど、第一印象は良くない。
最初のコメントを投稿しよう！