The world end

The First Mission

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　∬３時間目 体育館∬

最初の体育の授業はクラスの親睦を兼ねてバスケをすることになった。なぜかクラスには男女ともにバスケットボール部員が多かったので数に押し切られたのだ。

男子がしている間は女子が応援し、女子がしている間は男子が応援した。

男子の中で１番目立っていたのは言うまでもなく凛斗だ。

凛斗は物心ついたときから運動能力が高く、中学校のときは嫌というほど様々な部活から引く手数多だった。体力測定を行えば全てにおいて優をとったというのも大いに影響していた。

身長175cmという決して大きくない身長で、誰かが打って外れたシュートを片手でリングに叩き込んだのだから目立たないわけがない。バスケ部の奴らも目が点になっていた。凛斗は後日激しく後悔することになる、高校生になってからも勧誘攻めにあうことになったからである。

女子達がしている間は男子の視線はほとんど雫に集中していた。

雫は見た目とは裏腹に運動神経抜群でバスケ部をもいとも簡単に抜いていく。

こうしてクラス全員の注目を得た2人は再び繚司に絡まれることになる。