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『アーク』の公開起動実験は自然災害を模した救助作業、自然環境を利用したゲリラ戦闘鎮圧、戦車や戦闘機との戦闘の三つが行われる。
最初は高さが約2000mの休火山の噴火災害に見立てた救助作業を行う。自衛隊の隊長格5名が災害現場を模した森で思い思いの場所に身を隠し、『アーク』1体が捜索する。
災害救助のスペシャリストである隊長たちが隠れると並の隊員が見つけるのに最低でも一日はかかるような訓練をどれだけ短時間でクリアできるのか調べるのが目的である。
一週間かけて重機を何十台も稼動させ、作り上げた災害現場は誰の目にも凄惨な自然災害が起こったようにしか映らない。
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