718人が本棚に入れています
本棚に追加
「忘れたのですか?この者を助けたのは私ですよ。そのときに戸田兵が身につける甲冑を着けていました」
「…左様ですか…」
兼次は腑に落ちない様子だった。
「兼次よ、この者を護衛隊に入れてはどうですか?」
「護衛隊ですか…それならば秀光様に話を通さなければ…」
「そうですね。では参りましょうか」
そう言うと、幸は歩き出した。
兼次も兵士たちを連れて
ついていく。
勿論、巧も兵士たちに
連れられたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!