勧誘

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「忘れたのですか?この者を助けたのは私ですよ。そのときに戸田兵が身につける甲冑を着けていました」 「…左様ですか…」 兼次は腑に落ちない様子だった。 「兼次よ、この者を護衛隊に入れてはどうですか?」 「護衛隊ですか…それならば秀光様に話を通さなければ…」 「そうですね。では参りましょうか」 そう言うと、幸は歩き出した。 兼次も兵士たちを連れて ついていく。 勿論、巧も兵士たちに 連れられたのだった。
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