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声に導かれるように御殿の中に入っていく巧達。途中で何度か護衛兵が倒れているのを見たが今は真希達と姪姫の安否が心配で見てみぬふりをしていた。
次第に声は大きくなって聞こえてくる。
「この奥だ…」
巧達は刀を構えて一斉に走り出そうとしたその時だった。
襖と共に先ほどの忍と同じ格好をした者が飛んできた。
忍はそのまま動かずぐったりとしている。
「な…なんだ!?」
恐る恐る、忍が飛んできた部屋を覗くと女の人が1人とそれを囲むように忍が数人いた。
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