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医療室は怪我人で溢れていた為、外で怪我人を寝かせて治療していた。
今回の戦は民からの志願兵が多かった。
それも黒き狼が嫌われていた証だ。
「これで安心して暮らせるな」
「あぁ。農業に専念できる」
民たちからは喜び、今後の生活に胸を膨らませた。
秀知の顔には笑みが溢れていた。
「秀知様。2、3日は安静してくださいませ。傷は浅かったですが、念の為に」
「うむ。承知した」
秀知の治療をしている間、信也と賢太は甲冑を脱いでいた。
「血臭くてやばいな…」
甲冑は返り血で真っ赤になっており、独特の異臭を放っていた。
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