718人が本棚に入れています
本棚に追加
前田兼次(まえだかねつぐ)
鬼兼次と戦場では恐れられた猛将。
秀光とは幼い頃からの仲で
桜木家復興の為に奮闘している。
「殿、民のことですが…」
口を開いたのは前田兼元だった。
前田兼元(まえだかねもと)
兼次の父であり、剣豪でもある。
軍の統制を管轄している。
「民がどうしたのだ?」
「民に混じって敵が紛れ込む恐れが有ります故…規制されては如何かと」
「ならぬ!」
秀光は即答した。
「し、しかし…これでは万全の警護が出来ませぬ」
「余の身を案じる暇があれば、民の身を案じよ。国は民なしでは成り立たぬ。これは桜木家復興の好機なのだ」
最初のコメントを投稿しよう!