歴史にはない物語

変わらない日々

「よしっ！ じゃぁ、決まりだな。 巧、買い出しよろしく～」

「今… なんて言った…？」
俺は真顔で信也に尋ねた。

「だから、買い出しよろ…し…
ちょ、冗談だよ冗談！ そんな顔で俺を見ないでよ！」

「俺をパシリに使うなんて10年早いわ」

「すっ…すみませんでした！！」

信也は90度以上頭を下げた。

信也は見た目はヤンキーだが中身はヘタレなのだｗこの前なんか怪談話をしている時に怖くなって「お母さ～ん」と叫びながら帰ったという…ｗｗｗ

対して賢太は物事を冷静に判断する頭脳派だ。世間ではクールっていうらしい。

そんな冗談を言い合っていると教室に真希が入って来た。

真希の後ろに古庄莉代と福島詩織もいた。２人も信也たちと同様の親友だ。