変わらない日々

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「あれ? たっくん達まだ残ってたの?」 たっくんと言うのは俺の事だ。 小学生の頃からずっとこの呼び名だ。 「あぁ… 信也が明日花火しようって言うからさ… 話してんだよ。」 「え…? 花火するの!?」 (気のせいだろうか… 真希の目が輝いて見える…) 「あぁ。 真希達も来るか…?」 「うん! 行く~ ウチ花火大好きなんだよね~」 真希は嬉しそうに言った。 「あれ? 真希って花火好きだったっけ?」 すると、莉代が溜め息をして言った。 「巧ってさ… 鈍感だよね。小さい頃から真希といるのに真希の事全然分かってないんだから…」 隣で詩織も頷いていた。 この時の俺は莉代の言っている意味が分かっていなかった。
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