第四節 天国か地獄

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その後、二人は気絶した教師二名を担いで来た道、即ち方舟を使い元の競技上に戻った そして、その場で気絶した二人が目を覚ますのを待っていた 暫くしてハレイがマルコより先に目を覚ます 「んっ此処は……………」 「やっと起きたか………」 ボソッとエドワードが呟く。そしてそれに反応して視線をエドワードとリースの両者に向けた 「お前達は………そうか、試験中だったな。だがどうして俺は気絶して?それにコイツも……」 「それより結果は?」 気絶についてはぐらかすためか端また長くなりそうだった為かエドワードが遮る 「あっあぁ、勿論合格だ。詳細については明日7時半ぐらいに学園長の部屋―――つまり、試験をした場所に来てくれればいい」 「分かった、では」 両名は気絶して寝ているマルコになど目もくれず競技場から出ていこうとする だが、今度はハレイが遮る 「お前ら寝床は?無いならこちらで用意出来るが………」 エドワードは顎に手を当て暫く考えた後、一つ返事で了承した
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