第四節 天国か地獄

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「そこを動くなぁ!」 一つの声と同時にエドワードとリースを囲むように八人の人間が現れる そのうち五人は生徒らしくこの学園の制服を身に纏い、残りの三人は教師なのか服装はばらばらだが内に潜む実力がそういっていた 「私達はこの学園の生徒会執行部である。お前は今ここで何をしていたあるか」 語尾に、ある、を付ける生徒会長らしき女性 彼らはいつでも魔法が放てるように腕をエドワードに向けている 「俺達は散歩をしていただけだ。散歩中、変な光が見えたから来ただけだ」 エドワードは咄嗟に思い付いた出まかせを言う 「嘘をつくなである。散歩しているとしたら、そのお前の腕の中に眠る女性とその黒いローブはどう説明するあるか!?」 「彼女は急に眠たくなったらしく眠った体を部屋まで運ぼうとしていたところだ」 ならローブは、と彼らは一歩前に出る 「俺らは今日この学園に転入してきたばかりだ。まだ、制服もないから普段着ている物を着ているだけだ。…………なんなら、ハレイかマルコとか言う教師に聞いてみろ」 彼らはそこまで話すとまだ疑ってはいるものの解放してくれた
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