第五節 世界から離隔されし物達

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初めて、エドワードが教室にいる生徒を見た感想は (酷いな…………貴族とは、人とはこれほど醜かったか。 まさか、妹はともかくクリスや、キャロル、ハルトまでそっち側の人間になるとは…………………) というものだった そう思ったのも当然だろう 教室の大部分をしめる華やかな服装を来た恐らく貴族のグループ そして、隅で一般の生徒とは若干違った黒い制服を身に纏い皆が皆、孤独なオーラを纏った生徒 少し探ると分かる ―――黒い制服を来た生徒達が力が無いと“分けられた”【落ちこぼれ】組 (まぁ、尤もお前達、貴族ぐみの分け方は魔力の量だろうからな。 お前達が思っている以上に強い奴がいるようだ) エドワードは隅にいる黒服の男女を例外なく見据える と、エドワードが扉から入って直ぐの所で固まっているとハレイから声が掛かった
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