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エドワードは後悔の念を一旦頭の隅に置いておき石造りのベットの側に無造作に投げ捨てられたよく貴族が着るような沢山の装飾付きの衣服を着て、上から黒いローブを纏った
エドワードは一回、辺りをゆっくり見渡していく
よく石造りの部屋を見ると石で出来た壁や床は鏡のように部屋の中に居る者の姿を何重にもして映されていた
(あそこか………)
エドワードはある部屋の一点に何かを気付くとその箇所を凝視しながら近づいていく
壁の前に気付くとその箇所のイレギュラーは明らかだった
………その箇所は無限に規則的に反射し続けている鏡のような石造りの部屋の中で唯一不規則に石の前に立つエドワードの姿が歪んでいた
エドワードはその歪んでいる箇所に手を置きある物を手に取った
そのある物とはナイフ
それも普通のナイフではない
そのナイフには三箇所程、不思議な所がある
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