第五節 世界から離隔されし物達

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その後、クロスも気を取り直して本物の魔装甲を身に纏いそれを最後としてハレイ達教師側が確認すると、もぉやめていいぞ、とハレイから合図が出る 「まぁお前らは見た感じ、魔装甲をある程度できてっから、死ぬ事はねぇだろう。 じゃあ今から常時、魔装甲を纏った状態で模擬戦をしてもらう。 使っていいのは、模擬戦専用の武器のみで魔法は禁止だがんな」 はぁめんどくせぇ、と言った後続けて、 「じゃあそっちにあるボードに試合表があるから呼ばれたら来い。武器はそこな」 いつの間にやら補助の先生が用意されたであろう大きな紙が貼られたボードと、ある程度種類の揃った武器が生徒達の真後ろに置かれていた 「じゃあ最初の試合は、メントレアとセイティーンな。さっさと来いよ」 と最後に付け足して、呼ばれた生徒は駆け足で武器を取りに行きハレイの元に行った その他の生徒は、自分の武器の確認や、ボードの確認、試合の観戦、睡眠、などをして自らの名が呼ばれるその時まで時間を潰そうとしている 因みに寝てるのは、ヴィンセントと金髪の貴族の二人である
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