第五節 世界から離隔されし物達

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――――――――――――――― 「っていう事なんだけど分かってくれたかな?」 エドワードは目の前に座る教育指導の教員に今回の事についての厳重注意を受けていた 「まぁ、今回の事についてはこちらにも過失があったのは事実だから注意だけだけど次はこうは行かないよ」 最後に、じゃあ今日、君達のクラスは授業が無くなったから寮に戻っていいよ、と付け足して指導室から退室した 同時刻、保健塔では 「どうだ?」 国内での緊急時や、学園内で何らかの問題発生時、対応出来るように創設されたのが保健塔 たった今、その保健塔の緊急手術室からフォレストの治療を終えたネリエルが出て来て、外で待機していたハレイが直ぐさま問い質す 「まぁ、火傷の方は見た目程、酷くなかったぜ」 彼女は、まだ病院の中だというのに白衣の中から煙草のような葉巻を取り出し、火を点け口にくわえる 「肢体の方も骨の問題だからたいした事はない」 彼女が一服し、ハレイは、よかった、と安堵の溜め息をつく 「ただ………」 目つきを真剣な物にし、ハレイを目で射抜く 思わずハレイも息を呑む
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