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「……ただ、頭の中の方がな、少しやられているかもしれねぇ」
再び一服
「お前でも治せないのか!?」
彼の言葉からネリエルが医学の方面では長けている事がわかる
「何しろ状態が状態だからなぁ…………あんなの見たこともねぇしよぉ」
「どういう事だ?」
「なんつぅかなぁ、脳をな、衝撃波で包み込んで、無理矢理中から意識をブラックアウトさせたと思うんだが、その時に伴う痛みがな…………」
その言い方にハレイは再度、固唾を呑む
「目の中に辛ぇ汁が入るくらいいてぇはずなんだよ。
俺ならショック死しちまうがなぁ」
よく、理解は出来なかったがとりあえずハレイは、それは痛そうだな、と話に合わせる
「まぁ、やった側が死なねぇように加減してるっぽいから大丈夫だと思うが
ハレイの、結局どうなんだ、という質問に即座に答え
「ってか誰だよぉ、こんな化け物じみた事するやつ………」
と、続けた
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