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「ちっ、話が逸れちまった。話を戻すぞ」
ハレイはそう言われ、あ、あぁ、としか言いようがなかった
「あの時、もしかしたらと思ってな、お前の中を覗いてみたんだが、覗いてく内に案の定見つけちまっただな、これが……………
んで、それに覗きで探りを入れようとしたんだがそれに拒否されて揚句仕返しを喰らったってわけだよ
しかも、全力で前方に魔力を放出してお前から離れなけりゃ後、一歩の所で殺されてたんだよ
だが、一番驚いたのはそんな事じゃねぇ。一番驚いたのは、俺の能力が吸収されたみたいにお前から離れてもそっちから縁（エニシ）―――繋がりを持たれてたって事だ
これには流石に驚いたなぁ。俺でも、んなことできねぇし…………化け物だな、お前にそれやった奴」
ネリエルは度々、間を空けてハレイに説明していく
終わると、懐に手を入れ、煙草のような物の箱を取り出し、中から煙草のような物を取り出そうとする
しかし、既にきらしていたのか中には何も無く、ちっ、と本日三度目の舌打ちをする
一方、ハレイの方は余りの出来事に頭の方が追い付いていないのか、必死に情報を整理していた
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