25676人が本棚に入れています
本棚に追加
/262ページ
「なん……だ…と………」
驚愕の事実と共に、自身にとって理解の範疇を超えた謎が脳内を渦巻く
「これは事実だ………四蓬院神楽……いや、“死”蓬院神楽」
エドワードの口から述べられる彼女の名前
エドワードは、死、の部分を強調してその事実を伝える
フルネームでしかも、表の名前だけでなく裏の名前まで知っているエドワードに対して彼女―――死蓬院神楽は警戒心を高め、問う
「か、仮に貴様が本当の事を言っていたと仮定しよう。だとすれば、貴様は何年の歳月を生きている?」
エドワードが述べたことが真実だからか、神楽には動揺が見られ、額からは大量の発汗が見られる
「………………」
その問いに対しては、若干の沈黙を見せ、回答を考える
「それを、知るのはまだ早い。
その答えについては時間が解決してくれるだろう。
まぁ、そんな事はどうでもいい。こちらからも一つ聞きたいことがある」
神楽が警戒心から意を唱えようとするが、それよりも早くエドワードが喋る
「神楽、お前が倭国から出て、この国にいるということは父親―――死蓬院朱雀を殺したのか?それとも倭国で何かあったのか?」
最初のコメントを投稿しよう!