第二節 神の不可侵領域

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石造りの部屋から一歩踏み出したその先に広がる世界は魔法世界イルテミスにいることを忘れさせるようなそんな光景だった 石造りの部屋はどうやら塔最上階の一室らしく扉を出るとその光景を一望出来る場所にあった 先程から述べている光景とは様々な建物………それも、魔法世界イルテミスの建築物(レンガ作りや木造建築)と比べると数十年いや数百年は先をいっているような建築物で様々な所でイルミネーションが輝き、その空間全てを覆い尽くすような明るさだった だが、この光景には不可思議なところが幾重にもある まず、この空間には太陽が無い………無いというよりは何かによって太陽の光が遮られていると言ったほうが正しいだろう その遮っているものとは次の不可思議な箇所とも関連しているのだが……この今、エドワードとリリスが居る塔は螺旋状の階段が天まで突き抜けている―――というよりもその太陽の光を遮っているものまで届いているというほうが正しい .
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