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双子の子供を受け取った威厳のある男は子供達の頬を触ったりと我が子の誕生を心から喜んでいた。
そして直ぐに黒服に命令を出した。
「おいっ、カルト!今すぐに魔力計測器と覚醒魔力計測器を此処に持ってこい」
カルトと呼ばれた扉の前に立っていた男は「かしこまりました。旦那様」というと慌てて部屋から出て行ってしまった。
威厳のある男は双子の子供をマリアに返した。
「マルス、私達の子供の名前は何に致しましょうか?」
どうやら威厳のあるこの家の当主の名前はマルスと言うらしい。
「おぉ!それなら今私が考えていたところだ!
そうだ、こっちの女の子の名前はレイラ。
こっちの男の子の名前はエドワード!どうだ?」
マルスは自分が付けた名前が余程気に入っているのか自慢げに言った。
「えぇ、それで構いませんよ。それより、私達の子供達なのだからさぞかし強いんでしょうねぇ」
マリアもその名前が気に入ったのか笑顔になっていた。
「あぁ、そうだな。私達の子供なのだからさぞかし魔力があるんだろう…」
マルスも確信しているのか知らず知らずのうちに笑顔になっていた。
「おいっ!カルトはまだかっ?」
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