第三節 情堵不安定な人の心

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「じゃあ、早速本題に入るんだけどNo.00こと【七色の魔術師】にはカルサア地方の大貴族゙クライシス"家の護衛として魔法学園に通ってもらいます。護衛の方は断ってもらってもいいけど魔法学園に通うことは絶対命令です!」 今の総司令の言葉からわかるように七色の魔術師はどうやらまだ未成年のようだ 会話の途中で出て来たクライシス家とはエドワードの家の事だ 「クライシス家って言ったら近々スバル帝國の五大貴族に入るって噂されてるとこのこと?」 「そうですよぉ~と」 総司令は右手にペンを持ち山積みになった書類の山から紙を一枚ずつ取り何かを記入しながら問いに答えた 「いいよ。この依頼受けるよ………最近暇続きだったし」 総司令はまさか素直に受けるとは思ってなかったのか驚きの色を表情に出し驚きの余り書類の隣にあったコーヒーを零してしまった 「熱っ!あぁせっかく終わった書類がぁ~~」 総司令は珈琲色になった紙を棄てた後、再び作業を始めた
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