第三節 情堵不安定な人の心

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「うぁあぁああぁぁあああぁああああぁぁあぁあああ!!」 今、エドワードはニヤリッと笑いながら一瞬で男との距離を縮め男の右腕をありえない方向へと曲げたのだ それを見た男の仲間もといギルドの奴らが怒声を張り上げる 「おいっ貴様!何をやって…ウッ………」 エドワードは自分の楽しみを邪魔された為か少し離れたとこにいる男に殺気を飛ばした 男は尋常じゃない殺気の量に口をつまんだ そして、同時に彼らは理解した ………自分達はこの男になんの抵抗も出来ずに魔物や魔族達と同じように殺されるのだと そして同時に呪った 己の無力さ、非力さに Sランクとして周りから強いと云う視線で見られて来た自分達の上にはいくらでも強者がいることを エドワードは楽しみを邪魔をされた為か今、目標(ターゲット)にしていた男から視線を邪魔した奴に動かした そして再びニヤリッと妖しく笑いながら奇声を発するエドワード 男はその瞬間、背筋が凍り付くのを全身で感じた エドワードは一端、視線を最初の男に戻す
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