第三節 情堵不安定な人の心

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エドワードが視線を向けた先にいる男は未だに悲鳴をあげ続けている だが、男はエドワードにとって興味のないただの玩具 エドワードは今までと違い男の頭を素手で殴る 男の顔はまるで紙屑のように容赦なく胴体から切り離され男の命の灯は消えた だが、それでも気が晴れないのか左足で回し蹴りし胸から上と下をグチャというような擬音を放ちながらも切断した そして、回し蹴りのスピードが早過ぎた為かその時の勢いで男の体は魔族や魔物、動物と同じように粉々に原型が判らないほど細かく砕けた そして、視線は再び邪魔した者へと………… エドワードはゆっくりと近づいていく 男は何か言い足そうだがエドワードの纏ゔそれ"が赦さない エドワードは男の目前に佇み語を言葉を放つ 「君はどんな声で鳴くのかな?」 男は思う ゙これ"は同じ人間ではないと……… 人の皮を被った何か別の生き物ではないかと……… 生き物……いや、神なのかもしれない 死を司る死神ではないかと………… それほどまでにエドワードの顔は整っていて神々しいのだ .
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