第三節 情堵不安定な人の心

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エドワードは自身のそれをしまうと身体をダークエーシェントドラゴンに向ける そして、ゆっくりとダークエーシェントドラゴンに向かって足を進めていく むろん、それをダークエーシェントドラゴンが許してくれるわけもなく口に魔力を溜めていき、ある程度溜まると口から漆黒の焔【地獄の業火】をエドワードに向けて放つ エドワードは飛んで来た焔を右腕を縦に一降りするだけで切り裂いた ドラゴンは一瞬、まさかここまでたやすく防がれると思ってなかったのか第二波に入るのが遅れ、同時に標的であるエドワードを見失ったな そして、次の瞬間頭上から声と一緒に゙それ"がダークエーシェントドラゴンを襲った 「あまり僕を失望させるなよ」 そして声と同時に襲ってきだそれ"は魔物、魔族、ギルドの人間達に向けられたものとは常軌を逸脱していた ゙それ"はまるで重力のようにダークエーシェントドラゴンの身体を地面に押し付けた そして、エドワードは溜め息をついた 「失望したよ、君には………ドラゴンの古代種なんて言うから強いと思ったのにこの程度にも堪えられないなんて………君、もう要らないよ…………だからSi・N・Deアハッ」 エドワードは不気味に笑いながら頭上から消えた
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