第四節 天国か地獄

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~6時間後~ エドワードとリリスは今から編入試験を受ける世界に五つある魔法学園の中でも最高峰と謳われる、セントラル魔法学園を一望できる学園の隣にあるハカラス山の山頂にいた 山頂にそびえ立つ大樹の太い枝に脚をかけながら目を細く凝らしてセントラル魔法学園を見渡していた もぉ、太陽が高いところまで昇り学園に通う生徒達はあちこちで勉学に励んだり、魔法の練習、模擬戦をしたりなど魔法学園に通う生徒の本分をしっかりと果たしていた 「リリス、今日から俺とお前は召喚者と使い魔の関係だ、わかったな?」 「勿論です。では、そろそろ行きッ!エドワード様!どう致しました!」 エドワードの体はローブの上からでもわかるほど小刻みに震えていた 「いや、なに。今日から新しい物語だと思うと興奮してきてな………」 エドワードの震えが止まった 気分の高騰が収まったのだろう 「じゃあ行くとするか………目的の為……快楽を満たす為……過去にけりを漬ける為に!」 二人は再び自身の脚を進める 新たな物語を作るために
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