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二人は魔法学園に堂々と正面から入って行き、不審者が侵入したと思った教員に学園長室に向かって案内してもらっているところである
だが、案内してくれる当の本人は
「あぁ、めんどくせー。なんで俺が……………」
と先程から度々愚痴っている
エドワードとリリスは何も言わずにただ後ろを着いていっている
だが、頭の中では
(確か、この男は死の街【デス・シティー】で見かけた事がある。なんだったけな?)
死の街【デス・シティー】とは法の行き届かない無法地帯の地区を指し、その街には脱走した囚人から犯罪者、お尋ね者、ごくたまにはハーフがいることもある
その街では金と力だけが物を言う世界であり、犯罪者等稀に見る強者がたまにいることからどの国も無干渉である
(思い出したぞ………この男はブラックリストに載っていたな。確か、ギルドランクがSSでNo.50の二つ名は……まぁいい。楽しくなってきたな)
この時、エドワードが不気味な笑顔をしていたことは後にも先にも誰も知らない
「ついたぞ………入れ」
彼はニ、三回ノックしたあと返事が帰って来る前に学園長室に入っていった
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