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部屋に入り先ず目に留まるのはなんとも豪華な作りの部屋、そして同じく部屋の作りに合ったこれまた高そうな家具一式
そして次に目に留まるのが、ソファーに堂々と座り、身嗜みも完璧、今啜っている珈琲の飲み方も貴族の様な男
外見は学園長には見えないが実際は
「マルコ、学園長は?」
今の言葉から察するにこの男は学園長ではないのだろう
「あぁなんだハレイか………学園長なら今しがた現れた編入生の試験の為に第一競技場に向かわれたよ。それより、後ろの君は?」
「ちっ、めんどくせーなぁ。こいつも編入試験を受けにきたんだとよ」
「あぁめんどくせー、こいつのどうすっかなぁ?」
ハレイは怠そうにマルコが座るソファーに座ろうとするがそのまえに
「だったら僕も着いていって二人で試験やろうか?」
マルコの言葉により足を止めるハレイ
「そんなことできんのかよぉ………だいたいめんどくせぇじゃねぇか」
最後、誰にも聞かれることのなくボソッとつぶやくハレイ
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