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マルコは取り出した紙もとい誓約書を校長の机の上に置いた
「これは?」
「これはこちらでは怪我、最悪、死んでも責任は一切取れないということを証明するものです。この学園に受験するものを含め教師から生徒まで全員書いています」
「まぁ簡単に言うなら、実技の時とかにいくら怪我しようが知ったこっちゃないって感じだな」
ハレイは目でエドワードにとっとと書けとでも言うように睨む
「じゃあ仮にだが生徒が生徒を殺した場合はどうなるんだ?」
エドワードの言葉を聞きハレイ、マルコ共に一瞬だが顔が険しくなる
「現場の状況によっては無罪。故意にやれば極刑とまではいかないですけど軽い罪に問われます」
顔を引き攣らせながらも一言一句間違える事なく喋るマルコ
「そうか、それだけ聞ければいい。」
エドワードはペンを滑らせながら誓約書の記入箇所を全て埋めていく
書き終わった後、誓約書をマルコに渡しエドワード、リリス、ハレイ、マルコは競技場に移動した
移動中エドワードは俯きながら氷の微笑とも言える表情をしながら笑っていた
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