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ハレイは最初、腕をクロスしていたが何か悟ったのか右に跳んでエドワードの踵落としをかわす
エドワードの踵は地面に向かっていく
そして、まるで地震でも起きたかのような地響きを立てながらステージは砕けた
(おいおい冗談だろ!あんなのまともに喰らったら!)
ハレイが驚いたのも無理はない
ステージは大理石とまではいかないもののそれなりに強度のある石であり、学園の建物は少なからず魔力で覆ってあるのだから
もし、そんな強度のある石を粉々に粉砕する蹴りを生身でくらったらならば悪ければ死、軽くても骨の何本かは石同様に砕け散るだろう
自分の長年の経験が功を成し無事に無傷で助かったハレイ
だが、その心には少なからず動揺が生まれていた
ハレイはこちらもそれ相応の力で対処しなければと思い自らの構えを構えた
ハレイは両足に力を込めエドワードに迫って行く
ハレイも相当力を出しているのか先程のエドワードよりも速く走る
そして、ハレイは右足をエドワードの頭目掛けて放った
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