第四節 天国か地獄

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エドワードは頭を軽く後ろに傾けるという小さな動作でハレイの足を紙一重のところでよける ハレイはチッと舌打ちした直後再び体を後退させる 今のハレイを見る限り既に試験ということを忘れているようだ 再び二人は距離をとり睨み合う そしてエドワードが口を開いた 「体術じゃないだろ。魔装甲使ってこいよ」 エドワードは中指を立て挑発した するとハレイは 「餓鬼があんま舐めんじゃねぇーぞ」 ハレイは初めて会った時に纏っていためんどくさいオーラが嘘のような程殺気を放出する そして 「【魔装甲】!」 体から大量の魔力を放出させる 体外ヘ放出された魔力は当初行き場を失い不安定な状態になっていたが徐々に安定していく 最後には魔力が凝縮されていきハレイの体の回りに薄い膜が出来上がる
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