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降り立ったリリスは即座にマルコの膝を蹴りエドワードの前に跪づかせる
この行為にハレイが一瞬何か叫びそうになったがエドワード、リリスから溢れ出る気が戦闘体勢をとっているのか鋭かった為必死に堪えていた
「今から場所を変える。俺の身体に出来るだけ近づけ」
エドワードは背後からマルコの首を持った後、言った
そして、リリスはエドワードの身体に自身の身体を出来るかぎり密着させる
「では、移動するか。リリス、よく見ておけ。方舟にはこういう使い方もあるんだ」
エドワードが以前と同じく何かをボソッっと呟く
同時に何処からか地鳴りのような音が響く
ハレイはエドワードの警戒を怠らず視線をエドワード達だけに絞っている
「さぁ行こう」
エドワードは視線を上に向ける
吊られるようにリリスも視線を上に向ける
「これは…………」
リリスが思わず声を出してしまう
そして、二人の視線の先にあったものば方舟"
それも既に開放された状態の
方舟は徐々にスピードを早めながらもエドワード達を飲み込もうと、まるで意志がある、と思わせるように大地に呼応しながら落ちていく
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