第四節 天国か地獄

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本人の口から告げられた事が事だけに戸惑っていた (どういうことだ!?五年前っていったらまだコイツは餓鬼じゃねぇーか、いや、そんなことはどうでもいい) ハレイの頬には確かに煌めく水色の粒がつたっていた (問題なのは一国の王城を一人で壊滅させた奴をコイツが倒したこと。そしてなにより………この男が首謀者のマジックツールを持っていることだ) 「どうやら俺がこれを持っている事が不思議らしいな」 エドワードはハレイに見えるように高く持ち上げる 「冥土の土産に教えてやろう。俺のマジックツールの能力の一つは相手のマジックツールを奪い自在に操ることを可能にさせるものだ」 その瞬間、ハレイは驚きのあまり固まっていた まぁ、しょうがないことだろう 学園で教えられるマジックツールにそんな大それた能力を付加することは出来ないとされているのだから
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